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ミラーレス車 カメラモニターが代用 [経済]

いよいよドアーミラーのない車が路上を走るようになる。
これは夢物語りでなく、直きに起きる現実の問題である。
国土交通省が来年6月から自動車の保安基準を改定し、
乗用車やトラックに備わるすべてのミラーをカメラモニターで
代用する。ドライバーの死角をなくす高性能カメラを普及させ、
交通事故を減らす狙いで来年6月からミラーのない新型車が
公道を走るようになる。
ミラーも戦後しばらくはボンネット車輪カバー上にあったものが、
進化しドアー横にチョコンとつけられた。今度は車体からはみ
出ていたミラー自体を外すわけである。
これまでもミラーは大して邪魔になる存在ではないが、必要
不可欠の車の付属物であったが、なくなれば、それだけ車の
外観もデザイン的にスッキリすることになる。
ただミラーがなくなっただけで、車への空気の流れスムーズに
なり、理論上は燃費の改善に役立つかも知れない。しかし、
今度はミラーの代わりにカメラモニターが装着されるから、
その配置のされ方により変わろう。ただミラーは一定面積が
必要で場所もとるが、カメラモニターは相当小さく出来ることは
確かであろう。
カメラモニターはますます高性能化し、明るく、視野も広くなり
より見やすくなっている。例えばボックスカーなど大型車など
では後方の死角をなくすために付けらたりしており、バック運転
や車庫入れには非常に役立っている。
ミラーレス車はドライバーにとって最初は違和感を感ずるかも
しれないが、直になれてしまうだろう。
しかしミラーレス車が街に溢れるようになるには十数年は掛る
かもしれない。







ホンダジェット機 夢実現 [経済]

12月8日小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」が米国連邦
航空局(FFA)より型式証明を取得したことが発表された。
型式証明は強度や安全性などの基準を満たしていることを証明する
もので販売許可が下りたことになる。
ホンダの子会社ホンダエアクラフト社(HACI)は1986年から
小型ビジネスジェット機の独自開発に着手して苦節30年、昨年6月
量産1号機の初飛行に成功した。
すでに米国中心に100機以上の受注を受け、ノースカロライナ州の
工場では現在25機が最終組み立て工程にあるといわれる。
ホンダにとって航空機事業への参入は創業者本田宗一郎氏から
半世紀にわたる引き継がれた夢であり、型式証明を取得したことで
新しい一歩を踏み出したと言えよう。
それにしてもホンダのチャレンジ精神は素晴らしいものがある。
オートバイのホンダで名を馳せた2輪車事業から4輪車の乗用車
でも国内ベスト3に食い込み世界のトップメーカの一角を占めるに
いたっている。
しかもジェット機はすべて自主開発に徹し主翼の上に置かれた独自
設計のエンジンは米ゼネラルエレクトリック(GE)と共同開発され、
燃費の良さが特徴といわれる。
ホンダジェットは最大7人乗り、価格は450万ドル(約5億5千
万円)で企業経営者など富裕層への販売を予定しているが、日本
国内では飛び回ることは空港の規制などがあって米国ほど自由で
ないので当面は難しいようである。
つい一か月ほど前、三菱重工が中型国産旅客機(MRJ)の初飛行を
成功させたばかりであるが、わが国の航空機産業の振興と発展の
ためにも是非ともHACI工場の国内誘致が望まれるところである。







サンマの記録的不漁と資源保護の動き [経済]

脂の乗ったサンマの味は格別で、目黒の殿様が気に入ったサンマは
有名な話である。
ところが、このサンマが記録的な不漁に見舞われているという。
記録的な不漁に終わった2013年の同期の7割程度の超低水準で
今年は記録を更新し過去最低の水揚げに終わる可能性が出て
いる。魚の大きさも、従来大きなものが8割を占めた昨年に比べ
ても小ぶりが目立ち、港での取引価格も品薄感から前年の5割強も
高騰しているようだ。
サンマは太平洋上に回遊しているが、根本的には資源量が少く
なってきており、その上日本は領海内で漁をして漁獲をあげて
いるが、近年は公海で日本の領海に来遊してくる前に台湾、
韓国、中国の船が水揚げをされてしまという横取りされている
状況にある。
それに今年は台風や低気圧がたびたび発生し休漁した日も多か
ったようである。
とくに台湾ではサンマ漁は成長産業と位置付け、日本の漁船が
200トン級であるのにたいして、遠洋漁業と称して1隻4億円も
投じて1千トン級の大型船を建造し冷蔵庫も装備し、1000トン
まで冷蔵能力を持ち、半年間は太平洋上では漁獲をつづけ、
帰った港では段ボールに詰められた冷凍サンマを陸揚げする
という。日本の漁船が近海で漁獲してサンマが港で水揚げして
いる光景とはまるで違う。
課題はやはりサンマの資源保護である。
今年9月には東京で日本、台湾、中国、ロシア、カナダが出席して
初会合が開かれた。サンマ資源を維持できる漁獲量や公海での
漁獲枠などを話し合って将来的なサンマ漁の発展を期待するもの
である。

飲料水1本10円の自販機 [社会]

大阪市に究極の安値!1本10円の飲料水を提供する格安自動
販機が登場し話題になっている。福島区の中央卸売市場の一角
にあり、10本以上をまとめ買をする人も続出し、1日2回補充作業も
追いつかないときもあるとか。
ただし、飲料水はお茶あり、水あり、ジュースあり、コーヒーありで、
10円いれても何が出るかはお楽しみということらしい。
そのわけは賞味期限が迫るなどした“いわゆる不良在庫”を、収益を
度外視して販売しているためである。いくら賞味期限が近いとしても
通常100円前後のものを10円で投げ売りしているようなものである。
半分はお店の店主の戦術というか、お客様が喜んでくれる姿をみら
れるのが嬉しいとか、自販機の前で買う人同士が何が出るかなど
を話し合ってコミュニケーションをしていることに社会的意義を見出し
役立っていることに生き甲斐を感じているようである。
いまや100円ショップが花盛りでアイディア商品が満載していて
結構繁盛しており、証券市場に上場している会社もある。
それが1本10円となれば。価格破壊とか価格革命を超えて驚き
である。
ただ商品が限定されていて宝探しみたいなところもあり、飲料水を
供給するお店も知恵をしぼっているが不安定なところがある。
余りの安さに誰も文句が出ないのかも知れないが、上手く消費者
の心理と自分のところの商売事情をうまくかみ合わせていると
感心する。
そうはいってもこの格安自販機はもうすでに4年前から設置されて
いるとうことである。

旬の魚脂を測る [社会]

脂の乗った旬の魚は大変美味しい。
噛んだ瞬間に熱い脂が口の中に広かりまさに美味しさの醍
醐味といえる。
とくに青魚の脂はDHAやEPAという重要な成分を含み血液を
ラサラにし、老化防止に役立ち、健康によいといわれる。
概して漁師まちの人は長寿が多い。
脂の測定は人の体脂肪の測定と同じ原理で、微量の電流を
流して魚の脂肪率を求める仕組みであり、美味しさの指標の
一つである脂の乗り具合を測る。食べる前から分かるので
魚の販売活動に有効であるはずである。
近頃はいちご、リンゴ、ブドウ、梨などの果物の糖度も
販売先で表示されるようになり、買う立場でも有難いことで
ある。
それと同じように予め消費者が魚の脂の乗り具合を知ることに
よって美味しさが分かれば、同時に販売する方も脂の乗り
具合で価格を段階的に付けることができる。
機器は長さ18センチ、幅4センチ、厚さ4センチほどの小型だが、
威力を発揮する。魚の背びれ近くに電極を軽く押しだしボタンを
押すだけで脂肪率が表示される。
今年2月に1台約14万円で売り出しところ300台以上売れたと
のことである。
ただ今はまだアジ、イワシ、サバ、サンマ、ブリなど青魚が
主体であり、今後対象を広げられていくようである。
魚市場でのベテランや一流料理人は長年の経験と勘で機器に
頼らずとも脂の乗り具合を判定できるが、一般にはわからない。
機器が普及すれば、今の果物の糖度のように誰でも手軽に
知ることが魚の美味しい料理に一段と弾みがつこう。


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