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旬の魚脂を測る [社会]

脂の乗った旬の魚は大変美味しい。
噛んだ瞬間に熱い脂が口の中に広かりまさに美味しさの醍
醐味といえる。
とくに青魚の脂はDHAやEPAという重要な成分を含み血液を
ラサラにし、老化防止に役立ち、健康によいといわれる。
概して漁師まちの人は長寿が多い。
脂の測定は人の体脂肪の測定と同じ原理で、微量の電流を
流して魚の脂肪率を求める仕組みであり、美味しさの指標の
一つである脂の乗り具合を測る。食べる前から分かるので
魚の販売活動に有効であるはずである。
近頃はいちご、リンゴ、ブドウ、梨などの果物の糖度も
販売先で表示されるようになり、買う立場でも有難いことで
ある。
それと同じように予め消費者が魚の脂の乗り具合を知ることに
よって美味しさが分かれば、同時に販売する方も脂の乗り
具合で価格を段階的に付けることができる。
機器は長さ18センチ、幅4センチ、厚さ4センチほどの小型だが、
威力を発揮する。魚の背びれ近くに電極を軽く押しだしボタンを
押すだけで脂肪率が表示される。
今年2月に1台約14万円で売り出しところ300台以上売れたと
のことである。
ただ今はまだアジ、イワシ、サバ、サンマ、ブリなど青魚が
主体であり、今後対象を広げられていくようである。
魚市場でのベテランや一流料理人は長年の経験と勘で機器に
頼らずとも脂の乗り具合を判定できるが、一般にはわからない。
機器が普及すれば、今の果物の糖度のように誰でも手軽に
知ることが魚の美味しい料理に一段と弾みがつこう。



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