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露陸上競技の組織ぐるみドーピング [スポーツ]

11月4日WADA(世界反ドーピング機関)の独立委員会がロシアの
陸上競技が組織ぐるみでドーピングをしているとして、来年の
ブラジルオリンピックの陸上競技の出場資格を停止処分にする
ようにオリンピック委員会(IOC)に勧告している。
前々からそんな噂があった、昨年12月にもドイツがドキュメン
タリー番組で「ドーピングにまつわる機密文書―ロシアはどの
ようにして勝者を生んだか」を放映して、ロシアの陸上競技
連盟の会長を批判している。
実際のところ、ドーピング違反して来年1月までの資格停止
処分を受けているロシアの陸上中距離競技選手も「ドーピング
なしで結果を出すことはありえないし、ドーピングをせざるを
得ないのが実情である」と語っている。
またドーピング違反で出場停止処分を受けたという女子マラ
ソンの選手も2012年のロンドン五輪に出場するため多額の
金額を関係者に支払ったとのことである。
まさにコーチ、役員、検査員を巻き込んでの違反であり、組織
ぐるみと言われても仕方があるまい。
公平でフェアプレイが重んじられるスポーツ競技で不正や
不公平な手段がまかり通るようではそれこそオリンピック
精神に反するものである。
さりとて不正を行っていない真面目で誠実な選手まで責任を
負わせるのは行き過ぎかもしれない。また大型チームのロシア
選手団を全面シャットアウトすることは全員参加型のオリン
ピックには相応しくない。
結論はどうなるか分らないが、現在、IOC委員会としては
ロシアがドーピング撲滅に全面協力する条件で、ロシア陸連
全体の資格停止処分を避け限定的にする方向で調整される
ようである。まずは穏便の形であるが、ロシアとして直接
関与者には厳罰で臨んでもらいたいものである。


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