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フォルクスワーゲン 排ガス規制で不正ソフト使用 [社会]

9月22日、ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲンは米国の排ガス
規制を逃れるために不正を行っていたことが発覚し、影響が世界に
広がっている。
米当局は刑事訴訟に向け広範に捜査を始めており、ドイツ政府も
会社に対し、不正のソフトを搭載しているディーゼル車のリコール
実施命令を出している。
VWの欧州のリコールは850万台といわれ、ソフトウエア、
ハードウェアの修理費用は総額65億ユーロ(8700億円)と
みられ莫大な損失を被ることになる。
アメリカは制裁金として2兆円を課そうとしている。
こうした金銭以上の損害はやはり世界のブランドが傷つけれたことで
信用被害は深刻であろう。
ドイツと言えば早くから環境問題に取り組み環境性能の高さを誇り、
頑固までに一貫した考えをもち技術へのこだわりあったのに残念な
限りである。
信用格付け会社のS&P社も2段階以上の格下げを考慮中の
ようで、まさに踏んだり蹴ったりということである。
今回日本はディーゼル車に関して蚊帳の外であって、HB車、EV車
などが有利に展開する可能性がある。
しかし排気ガス問題についてはNOX、SOX、COXガスなどの
規制が厳しくなってきているので、予断は許されない。
ところで問題はどうして誰が見ても明らかな不正ソフトを搭載
しまったのかである。
VWの幹部も一部承知していた節もあり、それを食い止められ
なかった企業体質は問題であろう。
たまたま日本のトヨタとの世界シェア争いをしていたところで
、無理をしてたかも知れない。
たしかに2015年前半はVWが首位に立ったところだったが、
皮肉な結末になってしまったようだ。



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